あるあぷ

Algorithms Upgrade In Daily Life !

あるあぷ

ハイブリッドウッドを使用したループタイ・ネックレス作製記

(この記事は約5分でお読みいただけます。)

 

 

先日作業していた際、愛用のデジタルノギスの電池が切れて作業進行出来なくなりました。

f:id:SATA_0326:20171024111108j:plain

せっかくの時間、何も出来ないのは勿体ないということで空いた時間でループタイの製作をする事に。

以前からループタイの製作は考えておりまして、どんなデザインにしようかと練っていたのですが、やはり私の製作の根源はピックだろうと思い立ちました。

でも普通の木材×PEEK材のピックでは真新しさに欠ける。
という事で新たなエッセンスを加え、唯一無二のループタイに仕上げて行きます。

宜しければ製作記にお付き合い下さい。

 

 

 

 

 

まずは私が信頼をおくスーパーエンプラのPEEK材。

f:id:SATA_0326:20171024104305j:plain

PEEK=Poly ether ether ketone(ポリエーテルエーテルケトン)。

加工性とともに耐久性や衛生面などで非常に評価の高いプラスチックの一種です。
唯一の欠点は高価な事。いつも思うけど高すぎる。

 

これをバックアイバールで挟んでいきます。

f:id:SATA_0326:20171024104502j:plain

写真では立派なバックアイバールが写っておりますが、使用するのは手元に残っていた端っこ。
いわゆる端材を使います。

 

これらをクランプ等で圧着し、ピック型に成形。

f:id:SATA_0326:20171024104625j:plain

f:id:SATA_0326:20171024104734j:plain

ノギスが無いのでおおよそですが、トップは5mm、中央は2mm、バックは2mm位でしょうか。 

バックアイバールは黄色と青黒色のコントラストが美しいものが高価でありますが、これは青黒一色。

f:id:SATA_0326:20171024105151j:plain

ビッシリ入ると価格の跳ね上がるバックアイ(カッパーアイ)の部分も1つだけでなんとも寂しいかんじ。

これを後ほどひと手間加えることで見違えるほどに美しくしていきます。
ご期待ください!

 

 

 

 

まずはこの圧着したハイブリッド材を、通常通りピックを作る感覚で削ります。
このタイミングで写真を忘れたので、過去に製作したピックのイメージ写真をひとつ。

f:id:SATA_0326:20171024105527j:plain

こんなイメージで削りました。

 

その後に彫刻刀で溝を付けます。

f:id:SATA_0326:20171024105644j:plain

寂しいバックアイの部分をあえて荒くえぐり、他に細かい溝を付けました。
これはこれで中二病感あって嫌いではないのですが、この溝が後々生きてくる予定です。 

 

さてここからが私の中で新しい挑戦。

f:id:SATA_0326:20171024105745j:plain

着色したレジンを使用し、先程彫刻刀で開けた溝を埋めていきます。
いわゆるハイブリッドウッドというものです。

溝を埋めると申しましても、レジン乾燥後にベルトサンダーでトップを削る予定なので大雑把にぶっかけます。

マスキングテープで囲いを作り。

f:id:SATA_0326:20171024105832j:plain

中に着色したレジンを流し込む。

f:id:SATA_0326:20171024105939j:plain

既に美しいぞ...!

レジンアクセサリーの製作で、気泡が入って上手く行かない方はプリン作りの要領でトントンして空気抜きするとよく仕上がります。

ここから紫外線を当てて固着を待ちます。
本来であればネイル用のUV照射装置を使用するのがベターなようですが、私は持っておりませんので自然の太陽光を当てます。

 

3日後。

 

晴れの日が少なかったので長いこと放置しました。
おおよそ固まったようです。

マスキングテープを剥がすとこんな感じ。

f:id:SATA_0326:20171024114501j:plain

f:id:SATA_0326:20171024114529j:plain

これは美しい。

少しゴミと波打ちが入ってしまいましたが後ほど削るので問題ありません。

なんとも海底を彷彿とさせるような感じでは無いでしょうか。

 

ここからベルトサンダーでヤスリをかけてトップに平面部分と曲面部分をつけていきます。

f:id:SATA_0326:20171024232432j:plain

この段階ではまだ400番。さらに磨いていきます。
研磨は番手を1.5倍〜2倍に上げていくのが王道ですね。

f:id:SATA_0326:20171024232631j:plain

f:id:SATA_0326:20171024233156j:plain

この段階で2000番+粗目コンパウンド。
光沢が出てきてまるで宝石のようですがもう一声。

超鏡面コンパウンドなるもので磨くとこんな感じに。

f:id:SATA_0326:20171029035317j:plain

f:id:SATA_0326:20171029035851j:plain

素晴らしい。
磨きながらテンション上がりまくりでした。

 

 

 

 

トップ面はこのまま、サイド面はサンディングシーラーでデコボコを埋め、トップコートにウレタンを塗布します。

f:id:SATA_0326:20171024233428j:plain

f:id:SATA_0326:20171024233502j:plain

 

なかなかに良いのでは無いでしょうか。
これでループタイのトップは完成です。

せっかくなのでdp0 Quattro+CLOSE UP No.5+SIGMA PhotoProで作成した写真も。

f:id:SATA_0326:20171029035449j:plain

 

あとは裏側にループタイの金具を取り付けます。

f:id:SATA_0326:20171024232924j:plain

今回はどうやって付けようか迷いましたが、強力な接着剤で固定します。
耐水性もあるので問題ないでしょう。

 

これで完成です。

f:id:SATA_0326:20171024233254j:plain

如何でしょうか。

彫刻刀で彫った部分は濃い青色、そのほかの部分は淡い青色になりました。
私が思い描いたイメージ通りです。よかったよかった。

 

手間と時間はかかりますが、この美しさを見ると努力した甲斐があったなと感じます。

皆様の製作意欲を少しでも刺激できたなら嬉しく思います。

 

ちなみに当ページで作成しましたループタイは、ネックレスへと形を変えてご希望頂きました方の元へ旅立つことになりました。

f:id:SATA_0326:20171029035714j:plain

あえてトップに穴を開けずに、ピック上部にヒートンとマルカンを付けてネックレス化する予定です。
”予定”なのは、マルカンが到着していないからです。待ち遠しい!

むしろループタイじゃなくてネックレスのほうがトップの存在感があって良いですね。

 

 

今後いつになるかわかりませんが、巷で流行っているスタビライズドウッドを簡易キットで製作できる算段がつきましたので、挑戦してみたいと思います。

 

かなり興味や需要があるのではないでしょうか。ごゆっくりお待ち頂けましたら幸いです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。