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音波歯ブラシを買ってみた。
今までヘッドが回転するタイプの電動歯ブラシを使っておりましたが、モーターが弱まったので買い替えました。
機能の良い高価な音波ブラシが並ぶ中で、ひときわ安いのにやたらと高評価のついたものがあったので興味本位で選択してみました。
実際に3週間ほど使用したレビューをブログに残したいと思います。
電動歯ブラシ、音波ブラシ、超音波ブラシ
電動歯ブラシは20世紀なかば頃から手が不自由な方への器具として開発されたものですが、日本は20世紀後半から口腔ケア意識の高まりから普及率が急進しました。
今や沢山の商品が出ていますが、大きく分けると以下の通りに分類されるようです。
電動歯ブラシ ⊂ 音波ブラシ ⊂ 超音波ブラシ
いわばすべて電動歯ブラシという集合ですが、一般的には電動歯ブラシは「モーターによってヘッドが回転するもの」を指すらしく、私が以前使っていたブラウンのオーラルBのようなものが該当するそうです。
そして音波ブラシは音として人間に聞こえる範囲の振動数があるもの。超音波ブラシは可聴域を超える振動数があるものを指します。
広辞苑上で超音波の下限は「振動数が毎秒2万ヘルツ以上で定常音として耳に感じない音」と定義がされているようですが、かつては大手メーカーでも"超音波"を謳うわりにその下限の定義を超えていない物もありました。
振動数31,000回/分、およそ516Hz。
現在ではこの下限の定義に沿ってかページを直されているようですが、この例に漏れず20,000ヘルツを越えていない”疑惑の超音波ブラシ”は多々見受けられます。
業界の定義では異なるのでしょうか。
ここまで書いときながらよくわかりません(笑)
あまりに話にばらつきがあるようですので、当ページでは定義に沿って、ヘッドが回転するものを電動ブラシ、振動数が〜19,999回/秒のものを音波ブラシ、20,000〜回/秒のものを超音波ブラシと呼称します。
効能と費用
電動歯ブラシ | 歯科なんでも事典で調べよう | い~でんたるへるす| 日本アイ・ビー・エム健康保険組合
電動ブラシはヘッドが回転する動きによって歯垢を落とすものであるため、手磨よりも良い程度と言われています。
音波ブラシは高速振動によって毛先の接していない2mmほどまで汚れを落とすことができるほか、細菌の連鎖を破壊します。超音波ブラシは音波ブラシの効能に加え、虫歯菌のつくる粘性の高い物質まで落とす事が出来るようです。
ここまで読めばおわかり頂けた通り「超音波ブラシすごい!」という事ですが、当然スペックが良いほど高価になります。
一般的な電動ブラシの平均相場約2,000円ほどに対して音波ブラシは7,000円、超音波ブラシは15,000円と手が届きにくい価格帯になっていきます。
有名どころはどれも高価ですね...。
いくら物が良くても本体のバッテリーやモーターは劣化するので、消耗品である事を念頭に置かなくてはなりません。
私としては超音波ほど機能の優れたものを求めてはいないので、音波以上の機能で安価なものを選ぶつもりでした。
吟味していると、高価な商品群のなかひときわ安いのにやたら高評価の集まる商品を見つけました。
気になったら試してみたくなる性分...。
ついポチッてしまいました。
大手メーカーと大差ないとウワサの音波ブラシ
今回購入したのはこちら。
Fairywill 電動音波歯ブラシ FW-507
なんと価格が約2,500円と恐ろしく安価です。
しかも私が購入した時はクーポンが適応されて1,500円ほどで購入できました。
この記事を執筆している2018年9月30日でもクーポンが出ています。
安すぎて逆に不安になりますが、検討中の方はぜひお早めに...!
面白い事にAmazonカスタマーレビューは軒並み高評価の嵐です。
フィリップスの1万円以上する電動歯ブラシを長年愛用してきました。
故障に伴い、物は試しとコスパのいいこの商品を購入したのですが、結果として非常に満足しています。
結論から言うと、フィリップスの1万円以上する電動歯ブラシと差はほとんど感じません。
短時間磨くだけでも歯がツルツルになり、かなり綺麗に磨けます。
まさかの大手メーカーの音波ブラシと大差ないというレビュー。
サクラレビューもいくつかあるのかもしれませんが、皆さんすごい高評価です。
さっそく開封していきます。
内容物はこちら。
本体、変えブラシ2本、細い変えブラシ1本、説明書、ケースの裏側に充電器が入っています。
海外の会社製なので説明書はちょっとおかしなところがあります。
全体像はこのようなかんじ。
白と黒の2色展開ですが珍しい黒色を選びました。
艶消しの黒でなんだか高級感があります。
ブラシヘッド部分。
ヘッドはソニックケアーそっくりの谷型。
一般的なフラット型ではなくこの形を標準にしたのは随分思い切っていますね。
ブラシは柔らかめ〜普通くらいの固さです。
ボタン部分。
IPX7防水だけあって、ボタンの隙間に入らないように加工されているようです。
パネル部分。
ボタンを押すと青い光が液晶上に表示されます。
ボタンを押すごとに、ホワイト→クリーン→センシティブ→ポリッシュ→マッサージ→オフと順送りになります。
振動数は40,000回/分、およそ667Hz。
フィリップスのダイヤモンドクリーンよりも9,000回/分ほど振動数が多いようです。
昨今の音波ブラシ同様、このFW-507にも「スマートタイマー」という機能がついており、歯を4ブロックに分割して30秒ずつ計120秒で磨くように設計されています。
120秒後は自動で電源が落ちます。
ブラシ部分の形といい、これら歯磨きの機能といいフィリップスのソニックケアーにそっくり(というか同じ)です。
ライバル視しているみたいですね。
充電部。
一応IPX7防水なはずですがジャックが剥き出しになっています(笑)
充電時には付属のケーブルを刺してUSB経由で充電します。
チャージの部分で赤いライトが点灯。
充電完了時にはライトが消えます。
4時間の充電で30日間は使用できるようです。
かなりの高寿命が期待できます。
実際の使用感
とりあえず3週間ほど使ってみました。
まず思った事は非常に心地が良いです!
ブラシが柔らかいうえにヘッドは小刻みな振動なので、歯にあてると歯茎がくすぐったいような感覚があります。これが慣れると心地よい。
以前使っていたブラウンのオーラルBは回転する力が強烈すぎて、慣れるまでは口腔内が大出血しましたがそんな事もなく使えています(笑)
軽くブラシを当てて動かしているだけなのに120秒後にはツルツルになります。
これはプラシーボでしょうが、以前使っていた電動歯ブラシよりもスッキリする気がします。
先述のとおりスマートタイマーという機能がついており、歯を4ブロックに分割して30秒ずつ計120秒で磨く事を推奨されていますが、個人的にはこの機能はあんまりいらなかったなと思いました。
磨きすぎによるエナメル質の削れを防止するものだと思いますが、「もうちょっと磨きたい!」という時にピタッと止まるとなんだか悲しいです。
そういう時はまたボタンを押してもう120秒ほど延長するわけですが...。
やはり気になるのは剥き出しのジャック部分。
以前の電動歯ブラシは風呂に入りながら使用する事が多かったですが、このFW-507は一応やめておくことにしました。
使用後はパネル周辺部分まで水洗いしていますが、現状壊れる事なく使えています。
総評としては非常に良いです。
コストパフォーマンスは最強クラスではないでしょうか。
変えのブラシも4本で1,100円ほどと大変安価なので手に入りやすくて良いです。
本体自体が安価なので、今後起こりうるモーターの劣化や故障等あっても仕方ないと思える価格帯かなと思いました。
あとがき
今回はFairywill製の音波ブラシを購入し使用しました。
私自身が実際に使用した、サクラではないピュアなレビューです。
私は歯ブラシマイスターではないので他社の音波ブラシを比較した事はありませんが、このFW-507でも必要十分な機能は備わっているように思います。
昨今様々なラインナップが出ている中でここまでコストパフォーマンスの優れたものはないのではないでしょうか。
音波ブラシ業界に一石を投じるものであるように思いました。
聞いたことないメーカーの製品に抵抗がなければぜひ購入してみてはいかがでしょうか!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。