持ち歩けるアート財布「Aquacolori」を買いました
長らく愛用していた財布がそろそろ限界を迎えそうです。
いままでCOCOMEISTERのブライドルレザーシリーズを使用していました。
革質は良いだけに外観はそこそこな状態を保っておりますが、内側はかなり傷んできました。
補修しながら使っていましたがボロボロです。
ポケットからすっぽ抜けてコンクリートの上を転がったり、雨でビシャビシャに濡れたりといろいろな事がありながらかれこれ5〜6年使用。
1年ほど前からそろそろ買い替え頃かなぁと思っていた次第でした。
そんな中で、以前見かけたときからどうしても欲しかったyuhakuのAcquacolori(アクアコローリ)が数量限定で再販すると聞きつけます。
こんなチャンスはなかなか無い!と思い奮発して購入しました。
yuhakuとは
yuhaku(ユハク)をご存知でしょうか。
yuhakuは、神奈川県横浜市に店舗を構える、社長権アーティストの仲垣友博氏によるブランドです。
仲垣友博氏はシューズブランドに勤務し、デザイン業務の傍ら独学で革製品の製作を始めます。
2006年には『ameno spazio(アメノスパッツィオ)』という革製品のオーダーメイド製作・修理を行うアトリエを開設。
その頃に培った革製品製作技術と、絵画の技術を応用した染色技術から、2009年にオリジナルブランド『yuhaku(株式会社ユハク)』を立ち上げました。
やはり特徴といえるのが染色技術。
染料を使い1つずつ手染めしていくため、革の色味やグラデーションは唯一無二。
画像引用:yuhaku - Limited
モットーは『持ち歩けるアート』
2つとして同じカラーはありません。
落ち着いた色味ながらもエネルギッシュな印象を感じる革色が魅力的です。
なおベルルッティのパティーヌ手法と比較される事が多いようですが、yuhakuはベルルッティよりも透明感のある色味のように個人的には感じます。
限定生産のAquacoloriシリーズ
yuhakuの魅力的なカラーの中でも一際目を惹くラインナップがあります。
それがAcquacolori(アクアコローリ)シリーズです。
画像引用:yuhaku - Acquacolori
画像引用:鳩目堂
Aquacoloriは日伊国交150年を記念した、ウンブリア州バッグブランド『VODIVI』とのコラボレーションモデル。
独自の手染めグラデーションを幾重にも重ねたカラーで、これまたすべての商品が手作業のため2つと同じ色はありません。
そのため大量生産が困難であり、数量限定生産にて作成されています。
去年はラウンドファスナー財布が8個限定で発売されましたが一晩もたたずに完売。
リリースを知ったのが翌日でとても悲しい思いをしました。
どうしても忘れられず、毎日公式ホームページを見続ける事約1年。
願いが叶ったのか再び数量限定販売することに!
しかも今年は50個限定生産とかなり増量です。
お値段は82,500円と少々値は張りますが、奮発して購入してしまいました。
目の前のチャンスを逃すときほど悔しいものはないのだ...!
持ち歩けるアート
余談ですが、初めてyuhaku公式で注文しましたがAmazon Payが使えて大変便利です。
Amazonアカウントさえ持っていれば面倒な入力なしにそのまま購入できます。
ということで到着しました。
あれ...?
1つしか注文してないのに何で2つも箱が入っているんだろう...。
恐ろしくなって注文履歴を確認したら、記念ノベルティのIDケースも添付してくれたようです。
こちらも独自染色が施された美しいグラデーションです。太っ腹!
いざ開封。
こちらがyuhaku『Aquacolori ラウンドファスナーウォレット』です。
あまりの美しさに語彙力を失いそうです...スゴイ...。
素材はベルギー産牛革×国産牛革と書かれていますが、外側がベルギー産牛革かな...。
クロムエクセルとカーフの中間のような触り心地と香りです。
サイズは横198mm × 縦95mm。
一般的なラウンドファスナーウォレットと同等サイズです
厚さは22mmとやや薄め。
パンパンに小銭を入れなければ非常に薄くてスタイリッシュで美しいです。
裏側も模様が異なります。
どこを見ても芸術的。
もちろん端から端まで美しい。
糸は蝋引きの太目ですが、さすがに縫い目はミシンのようです。
牽引力や摩擦がかかればいずれは摩耗してしまうかもしれません。
しかし破損してもyuhakuはリペアが可能です。
次項にてご説明します。
ファスナーは高品質でお馴染みのYKK製。
かなり堅牢な厚さの金属です。
滑らかでひっかかりもありません。
内容はスリムながらも大容量です。
中央にファスナー式の小銭入れ。
それを挟むようにカード入れ6つと札入れ2つが2セットあります。
公式曰く紙幣は片側25枚の計50枚まで入るそうですが、キャッシュレスの昨今ではそこまで入れる事はないかな。
しかして見えない内側までグラデーションの革をあしらうのは贅沢ですね。
こうして持ってみると「持ち歩けるアート」なんて謳う理由も納得できます。
さながら絵画が飛び出してきたかのようなたたずまい。
所有欲を満たしてくれます。
yuhaku公式の推奨するお手入れはBrilloクリームの塗布だそうです。
個人的にはロウ成分の強いBrilloよりはコロニルのシュプリームのほうが合っているような気がします。
手入れ時には交互に使ってみて、様子を見ながら選択していきたいと思います。
会員登録で保証も完備
「こんな芸術的でも所詮は財布だしいつかは壊れるのでは?」
なんてお思いな方もいらっしゃるかもしれませんが、yuhakuは保証もしっかりしています。
yuhakuではyuhaku online shopの会員には以下の特典が用意されているようです。
- メンテナンス・リペア永久対応
- 5,500ン以上の注文で送料無料
- 13時までの注文で即日発送
画像引用:yuhaku
結構な高額商品が並ぶブランドですので、購入時の5%ポイントを得るためにも会員登録される事が多数かと思います。
会員になれば商品のメンテナンスやリペアサービスは永久対応です。
いったいいくらかかるのかと不安になりますが、磨き直し・染め直しの手間のかかる作業でも財布サイズであれば結構安価です。
ということは、糸がほつれたりチャックが壊れるといった財布にありがちな破損も、比較的安価で直してくれるのかもしれませんね。
yuhakuが店舗を構える神奈川県からほど遠い地に住んでいる私ですので、機会があれば利用してみたいと思います。
長く使える個性的財布として如何だろうか
独自の手染めグラデーションカラーと数量限定というスペシャリティ。
他の人と被ることは無いと断言しても過言ではない商品かと思います。
「良いものを長く使いたい、でも人と被りたくない。」
というこだわり派の方にはオススメできる商品です。
とはいえ、形あるものはいつか壊れるという言葉があるように、文字通りの「永久」に使えるとは思っていません。
私個人としては最低5年、10年使えたら嬉しいなという感覚で使用していきたいと思います。
きっと10年後には年代に合ったもっと渋い色味の財布が欲しくなってくるでしょうからね(笑)
この記事を書いている時点では『Aquacolori』ラウンドファスナーウォレットの在庫は16個あるようですので、気になった方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
もちろんラウンドファスナーウォレットだけでなくブリーフケースやボストンバッグ等のラインナップも用意されているようですので、こちらも覗いてみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。