2020年1月11日。
発売するたび話題になるマツキヨのエナジードリンクから新作が出ました。
その名も「EXSTRONG RUN&GUN ENERGY DRINK」
ビビッドレッドが映える缶デザインとパワフルなネームの期待を裏切らず、こちらのエナドリのセールスポイントはプロテインが入っているという部分!
この商品の開発背景には自社ビッグデータによる解析が入っているとか。
過去ラインナップの毒々しい色から想像もつかない美しいミルキーブルー。
そしてフルーティな味が魅力的です。
今回はそんな新商品「RUN&GUN」をレビューしていきたいと思います。
ビッグデータの報せ
「なんでプロテイン入れた?」
と疑問に思い調べてみたら、大変興味深い事が記載されていました。
開発背景には「SNSにてエナジードリンクとプロテイン入り商品を写真に収めて投稿するケースが多くある。」という事に気づいた所から始まります。
マツモトキヨシグループのアプリ、ポイントカード、オムニ会員などの多種多様な顧客情報から集まるビッグデータを解析したところ、実際に同様の購買行動が確認できた事から商品化したと。
「こうやったら売れるのでは?」と手探りな開発ではなく、事実ベースで考えられるデータを持ち合わせているのが大手企業の強みですよね。
AIだなんだと言われる昨今だからこそ良く聞く”ビッグデータ解析”ですが、AIも含めて今後の市場に大きな影響を与えていくのは間違いないでしょう。
実際にこの「プロテイン入りエナジードリンク」が売上にどう影響するのか興味が湧いて仕方がない私ですが、その結果はマツキヨのみぞ知る...。
赤色が映えるデザイン
いきなりですが、過去のマツキヨエナドリのデザインから見ていきましょう。
オレンジ色のノーマルエナジー。
黄色のゼロカロリー。
緑色のキャフーン。
青色の塩入りエナジー。
紫色の活力剤入りエナジー。
そして今回。
赤色が映えるプロテイン入りエナジーです。
ヒーロー戦隊物でいうところのリーダー色がようやく登場しました。おめでとう(?)
ヒーローは遅れて登場するって本当だったんだ!!!
フロントには売りであるプロテインまで記載されています。
内容量250ml。
主だった成分は以下の通りです。(括弧内は100ml換算です。)
カフェイン65mg(26mg)
アルギニン200mg(80mg)
クエン酸830mg(332mg)
プロテイン1700mg(680mg)
モンスターエナジー100ml換算より65%程度のカフェイン・アルギニン値ですが、先述の通りその他成分が入っているのがウリです。
価格帯あたりの成分比較ではトントンでしょう。
マツキヨエナドリは安価ですからね。
裏側デザイン。
今回はどんな着色料が使われているのか記載がありません。
キャフーンのときには「青色1号」と書かれていたのに。
さっそく飲んでみる
マツキヨエナジーは内容物のカラーも特徴的です。
なんでもグラスに注いで飲みたくなる色味を目指しているのだとか。
グラスに氷も用意しました。
「氷入れる派は邪道だ!」なんて言わないで!
今回はこんなかんじ。
アイスランドのブルーラグーンを彷彿とさせる青乳白色です。
ちなみにマツキヨ公式ではミルキーブルーと呼称するらしい。シャレオツかよ。
過去ラインナップのゲテモノカラーとは一線を画す、食欲ならぬ飲欲をそそる色ではないでしょうか。
肝心の味ですがこれが美味しいのです!
鼻に近づけると、ココナッツのようなフルーツパンチのような、フルーティというか南国系の甘い香りが鼻を掠めます。
口に入れた瞬間はまったりとした甘さ。
後半は甘さから一転して酸味に変わっていきます。
これは入っているクエン酸の影響でしょうか。
最後まで南国ぽいフルーティな香りが続いて美味しいです。
プロテイン特有の後味は極めて僅かに感じますが、良い意味で潜んでいて違和感はありません。
プロテインを飲んだことが無い方には分からない程度でしょう。
もちろん粉っぽさもなし。
個人的にはマツキヨエナドリラインナップの中でもかなり上位のように思います。
美味いぞこれ...!
間食代わりのプロテイン補給としてアリなのかも
マツキヨ社のビックデータから生まれた斬新な商品ではありますが、「そもそもこれいつ飲むんだろう」という純粋な疑問が浮かびます。笑
興味本位で買う人がいるのも事実ですが、筋トレを好むストイックな方々がリピーターになりそうな商品だからこそ気になる部分です。
プロテインの摂取時期については諸説ありますが、運動後すぐに摂取する、間食として摂取するというのが一般的かと思います。
(プロテインの種類や加工方法によって運動前にも適応になるケースもありますが複雑なので割愛。)
運動後の炭酸飲料摂取についてはよく議論されている部分ではありますが、問題ないという声の反面、あまり適さないという声が上がっているのも事実です。
そこでこの「ラン&ガン」は間食代わりに楽しむにはアリではないでしょうか。
タンパク質も摂取できつつ、炭酸飲料かつ糖質飲料なのでお腹も膨れます。
効果的な摂取時期の一つといえるでしょう!
一部ダイエッターの方にも人気がでそうな商品ではありますね。
糖分は入っているけれども...。
―――――――と、まぁそんな小難しい話は置いておいて。
嗜好品として捉えて、飲みたい時に飲むのがエナジードリンクのあるべき姿なのだとは思います。
現に私はテキトーに飲んでます。
美味しいは正義なのだ!
今回のラン&ガンも、相変わらずの数量限定販売らしいので見つけた方はぜひ挑戦してみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。