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連日気温が上昇して暖かい。
いや、もうすでに暑い!
私が最も嫌う季節「夏」が目前まで迫ってきました。
現在5月末、梅雨を待たずして気温は25度越え。
天気予報士曰く「このまま更に暑くなっていき、夏本番には30~40度の猛暑日が続く事が予想される。」との事です。
30度越えなんて死んじゃうよ!
そんな夏に冷却・清涼スプレー替わりにおススメだよと「ハッカ油スプレー」なるものを教えてもらいました。
去年使ってみてこれが非常に良かったのでブログに書き残しておきます。
用意するもの
- ハッカ油(5~10滴)
- 無水エタノール(10ml)
- 水 (90ml)
- スプレーボトル(ポリスチレン以外)
作り方は簡単。
これらをスプレーボトルに入れて混ぜるだけ。
スプレーボトルを選ぶ際には、ハッカ油はポリスチレンを溶かすので避けた方が良いとの事です。
今や100円均一でもポリエチレン製のスプレーボトルが売ってますので大変安価に製作できます。
効能
- 冷却・清涼スプレー替わり
- 虫刺され
- 虫除けなどなど
ハッカ油にはメントールによるスカスカする効果と抗炎症作用、また強い香りがあるので上記のような効能が期待できます。
あの清涼感はメントールが皮膚等に分布しているTRPM8を活性化し脳に寒いと勘違いさせるからです。
そこでふと心配に思ったのが発汗について。
そもそも寒さを感じると熱を対外に逃がさないように血管が収縮します。
外気温の高い夏に真逆の事をしたらまずい事になるのでは...?と思って調べてみたら面白い研究結果が出てきました。
産業医科大学・山崎文夫(2012).寒冷刺激時の皮膚血管収縮反応における皮膚冷受容体機能の解析
KAKEN — Research Projects | 2012 Fiscal Year Research-status Report (KAKENHI-PROJECT-24500688)
メントール塗布部および非塗布部の局所皮膚温を、温度コントロール用プローブを用いて35℃から25℃まで5分毎に2.5℃ずつ低下させた。局所温度コントロール用プローブの中心部での皮膚血流量をレーザードップラー法によって測定した。
いずれの冷却部位においても、皮膚温の低下に伴って冷感覚は増大した。同一皮膚温で比較するとメントール塗布部の方がコントロール部よりも冷感覚が強かった。
冷却前のベースライン血流量は、いずれの濃度のメントール塗布によっても変化しなかった。いずれの濃度のメントール塗布部においても、皮膚温の低下に伴って皮膚血流量は有意に減少し、メントール塗布部の血流減少反応はコントロール部のそれと異ならなかった。
これらの結果から、直接的な皮膚冷却による皮膚血管収縮に冷受容体活動の増強は関与しないことが示唆された。
つまりは「冷感は感じるが血流量は変わらない。汗は通常通りにかく。」という衝撃的な研究結果です。
ハッカ油は清涼感を得るには最高といっても良い効能を持っているようです。
だからこそ上記効能では”制汗スプレー替わり”ではなく”冷却・清涼スプレー替わり”と書かせていただきました。
危険性について
- 妊婦、赤ちゃん
- 皮膚の弱い方
- ペット
あまりに刺激が強いものなので皮膚や粘膜の弱い方、精油の解毒作用を持ち合わせていないペットには危険との事。
健康被害の有無について心配な方は医師や薬局の販売員に聞いてみるのが良いかもしれません。
あとがき
今年の夏もこのハッカ油スプレーでまがい物の涼を感じながら生活しようと思います(笑)
個人差はあれど安価で市販品並みの清涼感と虫よけの付加価値が感じられます。
この独特な香りは少々好みが分かれそうですがぜひお試しください。
何はともあれ、今までデオドラン〇アクアやシー〇リーズを使っていたのですが、ふとした拍子にキャップが開いてバッグの中で爆発する事象から解放されただけでも良かったなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。