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うだるような暑さ変わらぬまま8月も終盤。
気温的には暑中見舞いなのか残暑見舞いなのかわからないものを作った時の事です。
プリントアウトすべく久しぶりに印刷機をオン。
いつもの流れで印刷を施行したものの、デザインしたテンプレートからかけ離れた、インクが薄くてスジだらけの印刷物が出てきました。
「久しぶりの印刷だから仕方ないか。」なんて思いつつ何度もクリーニングをしてノズルチェックパターン印刷をしてみたらこんな調子です。
ガ バ ガ バ 。
見事なプリントヘッドの目詰まりです。
正月の年賀状以来ご無沙汰でしたからね...。
いっそプリンターを買い換えてもいいですが、補充用インクも一度も使っていないし勿体ないなぁと。
買い替えか分解して修理かを迷っているさなか、ふと少年時代にプラモデルに塗料を付けていた際に、ズレた部分を無水エタノールで拭けば綺麗になるのを思い出しました。
これを応用出来ないものかと検索してみれば出てくるではありませんか。
まさに私と同じような境遇な方が...!
今回はそんなブログ「わかった、じゃあプランBで行こう」さんの記事を参考に印刷機の目詰まりを解消してみました。
用意した物
- Canon iP2700(印刷機)
- インク補充キット
- 無水エタノール
- スポイト
iP2700は知る人ぞ知るCanonの格安プリンターです。
私が購入したときは2,000~3,000円、安い時には1,000円ほどだったように記憶していますが今Amazon見ている感じではそんなに安くないのかな。
交換用の純正カートリッジよりも印刷機本体の方が安価のため、インク交換の際に本体ごと買い替えてしまう方もしばしばいるとかなんとか(笑)
私はELECOMの非正規詰め替えインクを買っておいて暫く使うつもりでした。
調べてみれば2016年1月に購入履歴が。
通りで箱が劣化しているわけですね(笑)
無水エタノールは以前の「ハッカ油スプレー」を使った際に余ったものを使います。
目詰まりを解消する
さっそく目詰まりを直していきましょう。
さきほどのパターン印刷の際に目詰まりしていた黒色のみ直していきます。
まずは印刷機本体からカートリッジを取り出します。
詰め替え用インクセットの説明書手順に従ってカートリッジに穴を開けていきます。
ホルダーに純正カートリッジをセットし、インク補充キットに付属していたハンドドリルを使って穴を開けます。
簡単に開ける事が出来ました。
ここで登場、無水エタノールです。
市販のスポイトで微量吸い出して注入していきます。
量が分からないのでとりあえず5ml程度入れました。
印刷機本体にカートリッジを戻し、ひたすらクリーニングと強力クリーニングを何度も行い、時折パターン印刷をしながら洗浄していきます。
強力クリーニング3回あたりのノズルチェックパターン印刷。
すでに目詰まりが解消しつつある...!
期待が高まります。
クリーニング10回もしないあたりでインクと無水エタノールが枯れました。
ここからは詰め替えセットの手順通りにインクを補填していきます。
説明書にも書いてあることですが、インクの補充は新聞等の上で作業するのをお勧めします。
私はデスク上がインクで大洪水になりました(笑)
補充できたらカートリッジを印刷機本体に戻します。
印刷機本体はオレンジ色のランプが16回点滅しますが、Canon公式サイトQ&Aによれば「インクがない」との事。
キヤノン:Q&A検索|【インクジェットプリンター】プリンターのエラーランプがオレンジ色に点滅している(PIXUS iP2700)
2回:用紙がない/給紙できない
3回:紙づまり
4回、5回:FINEカートリッジが認識できない
7回:FINEカートリッジが正しい位置にセットされていない
8回:インク吸収体が満杯になりそう
13回:インクの残量が不明
14回:サポートできないFINEカートリッジが取り付けられている
15回:サポートできないFINEカートリッジが取り付けられている
16回:インクがない
失敗したのかと少々焦りましたが非正規品のインクですからね、こういった事も起こりうるでしょう。
「インクがない」という訴えもエラーランプ5秒長押しで無視できます。
何度かクリーニングを行ったのちにノズルチェックパターン印刷をしてみればこの通り。
見事に解消しています!
以前撮影した白黒写真をテストプリントしてみました。
問題なく印刷出来ています。
元画像はこちら。
これだけ黒色をふんだんに使う画像も問題なく印刷できているので目詰まり解消といえるでしょう。
直って良かった!
あとがき
今回はプリントヘッドの目詰まりを解消しました。
こんなに簡単にうまくいくとは思いませんでした...!
どうせまた放置して年末あたりに目詰まりを起こす事が予想されますが、解決策を知っているだけにあたふたせずに済みそうです。
こうして記録しておけるという意味でもブログって便利ですね。
私が今回使ったようなカートリッジに穴を開けるタイプのインク補充キットは多々見かけますので、応用すればどんな印刷機の目詰まりでも直せるかと思います。
(もちろん修理は自己責任でお願いします。)
最後までお読みいただきましてありがとうございました。