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一か月半ほど前に「Y-3 QASA BACKPACK SMALL」というバックパックを購入しました。
普段使っているカルバンクラインのバックパックがそろそろ寿命を迎えそうだったので思い切って変えてしまいました。
購入に際していくつかあった候補と、「実際使い心地どう?」なんて良くご質問頂きますので、何倍煎じか分かりませんが簡単なレビューを書き残していきたいと思います。
購入や吟味の参考になりましたら幸いです。
忙しい方向けざっくりと
- 箱型シルエット
- 柔らかい
- 奥行き12cm×高さ40cm×幅32cm
- 堅牢な縫い目
- 防水性高い
- 背負いやすい・疲れにくい
- 立ち姿勢で中身を取り出すのは少々難しい
欲しい要素を整理する
今まで様々なバックパックを使用していまして、満足・不満足な要素はそれなりに出てきます。
「新調するならこんなの欲しい」的な要素はなんとなく決まっていました。
- 手頃なサイズ
- 防水性
- 無難な色・単色
- 背負いやすい
- 堅牢なつくり
- 出来れば珍しいデザイン
ありがちな欲しい要素を詰め込んだ感じです(笑)
どの季節でも服装でも使えるような無難な色を望んでいました。
でもちょっと面白いデザインのものが欲しいなぁと。
そして急な豪雨・豪雪・やむをえず徒歩での移動の可能性があるため、防水性は特に欲しかった要素です。
完全防水は求めていませんが1時間くらい雨に打たれても耐えられるくらいなら嬉しいものです。
候補と吟味
前項の欲しい要素を中心にいくつか候補を絞りました。
やはり購入前のこの吟味が一番楽しいかもしれませんね(笑)
1.Cote&Ciel - ISAR
超有名なバックパック、コートエシエルのイザールです。
Apple社公認のケースを作っている事で爆発的に有名になりました。
堅牢な作りと独特なデザインは物凄く惹かれましたが、とても重たい事と日本人の肩に合わないストラップ位置が気になります。
2.ハテナリュック - narifuri
ハテナリュックのナリフリ。
「?」の形に配置されたファスナーが新しいバックパックです。
初期モデルと比較して素材やストラップの調節機構、防水性と進化を遂げているのが良いですね。
こちらの記事で読んだときから非常に気になっておりました。
3.RAINS - BACKPACKMINI
レインズの名の通り、防水性に優れたバックパックを作っているデンマーク発のメーカーです。
どのモデルもシンプルでかっこいいですね。
そこまで荷物を入れない方には最高かもしれません。
4.ANONYM CRAFTSMAN DESIGN - 12H BACKPACK
12時間程度の外出に適切なサイズのバックパックです。
非常に軽く、防水性など多機能。そして日本製ゆえ堅牢な作りを売りにしています。
5.Y-3 - QASA BACKPACK SMALL
http://zozo.jp/shop/y3/goods/15540189/
迷った末、今回購入したバックパックです。
このメーカーのラインナップはどれも近未来的なデザインで、以前より気になっていました。
人気ゆえ在庫をほとんど見ないものでしたが、機会があって新品の入荷を確認。
少々値は張るものですが、機能性・希少性が後押ししてついつい買ってしまいました(笑)
外観
素材はポリエステル、ポリウレタンメイン。
アクセントにレザー、伸縮の部分にはゴムが使われています。
THE NORTH FACEのFuse Boxのような箱型シルエット。
奥行き12.0cm、高さ40.0cm、幅32.0cmと日帰りの外出程度には手頃な大きさです。
ちょっとコンビニまでだと大きいかも。
たぶんこんなかんじで素材を縫い付けてから裏返して製作しているんじゃないでしょうか。
ストラップと装飾以外の縫い目も見えず、角張っていないので、見た目も触り心地も柔らかい感じです。
でも市販のバックパックはみんなこういったつくりか!
上の牛革部分にはY-3ロゴ。
ストラップの牛革にもロゴがあります。
余談ですがY-3ってどういう意味なんだろうと思って調べてみましたが、山本耀司(Yohji Yamamoto)のYと、adidasのロゴマークの3本線でY-3だそうです。
なるほどなるほど...!
ストラップ全体。
幅広なストラップにメッシュタイプの厚手なクッションが付いています。
量産とは思えない堅牢な縫い目に驚きます。
個人的にポイントが高いのがこの持ち手の部分。
公共交通機関や飲食店の中など背負うまでいかなくともバッグを移動させたい時や、あまりホコリを巻き上げたくない時に重宝します。気が利いて最高です。
他メーカーと異なり左右ストラップに縫い付けてあるので、重たい荷物でもほつれる事はなさそうです。
そして購入を後押ししたポイント。
ピッタリ閉まるジップです。
ジップが閉まった後に、上蓋(?)がジップを隠します。
このジップの防水性については次の「実際の使用感」にてご説明しますが、非常に良いものでした。
中身はこんな感じです。
ガバッと口が開くので取り出しやすそうです。
PCやタブレットを収納するようなポケットももちろんついています。
ギターのソフトケースのような肉厚なクッションが入っているので、外部からの衝撃にも幾分か耐えられそうです。
ベルトみたいなゴム素材の下に隠し収納があります。
好みは分かれそうですが、個人的には近未来的なデザインでとても好きです。
たくさん収納があるバックパックですが、以前ブログでご紹介したバッグインバッグも入れました。
小物が多い私にとってはもはや必須アイテムと化しています。
実際の使用感
初めて使用した2月7日は大雪でした。
雪慣れしている地域のはずですが、道路はほとんど動かない大渋滞。
移動に通常の5倍以上の時間を要したと聞きます。
常に大雪が降っており、歩道は完全に埋もれているような日にY-3デビューです。
新品をおろすには極めて罪悪感のある天候でしたが、気になる防水性のチェックもできると思い使ってみました。
1時間も歩けばバックパックは雪だるまに。
屋内に入れば雪が溶けてベショベショになっていましたが、中身は水分・湿気の影響はない様子でした。
防水チャックは伊達ではないですね!
濡れてもポリエステル・ポリウレタン素材の恩恵かあっという間に乾きます。
良い例えが浮かびませんでしたが、珪藻土バスマットみたいにいつの間にか水分消えちゃってる感じです(?)
幅広で肉厚のストラップも、不整地でも背負いやすくブレにくくて良かったです。
ここらへんはやはりスポーツメーカーが関与しているだけあるなぁと感心しました。
本記事投稿日まで1ヶ月月ほど使用して唯一気になったのは、立った姿勢で中からすぐに物を出すには向かない事です。
ジップは上側に付いてますし隠しジップもハンズフリーじゃないと開けられません。
「片側の肩のみにストラップをつけたままもう片方の手で中身を取る。」
なんて動作をする方も多いと思いますが、このバックパックでは少々難しいように思います。
とはいえこの機能性と他では見ないようなデザイン性だけで購入した甲斐があったかなぁと思いました。
バックパックの中では少々値は張りますが、見かけたらぜひ背負ってみてください!
後日談ですが、ハテナリュックの実物を背負う機会がありましたが大変良かったです。
次バックパックを購入する機会があったら、ハテナリュックかなぁなんて思ってます。いつになるのやら。
【2018.9.23追記】
半年使用後のレビューを更新しました。
興味のある方はこちらの記事も併せてお読みいただけましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。