天板が傷だらけでみすぼらしくなってきた...。
愛用しているデスク・テーブルの天板が傷だらけになってきました。
長期間使用していれば嫌でも傷が目立つようになってくるものです。
いっそ天板部分のみを交換する事も検討しましたが、かなり大きなサイズでもあるので不要な天板を処分するのも面倒というもの。
廃棄するのもお金がかかるし買い換えるのもなぁ...と思っていた矢先、ふと思いついたのがリメイクシートでした。
壁紙として壁に貼ることが多いものですが、テーブルの天板として使っても違和感ないのではないかと閃きました。
汚れたり傷ついたら手軽かつ安価に交換できるのも魅力。
我ながら名案です...!
次なるデスクまでの繋ぎとしてさっそく貼り付けてみました。
騙し騙し使ってきたが限界
まずは愛用しているデスク・テーブルの現状についてです。
こちらが円形テーブル。
不二貿易の大変安価なサイドテーブルです。
そしてL字型ガラスデスク。
こちらも比較的安価なVEGA CORPORATIONのパソコンデスクです。
遠くから見ていれば綺麗なのですが、アップすると凄まじい傷があります。
なかなかの傷でしょう。
円形のテーブルは3年、ガラステーブルに至っては10年選手です。
普段からこの2つのデスクのどちらかを使用しているので、傷がついてしまうのは仕方がないものです。
時々コンパウンド(研磨剤)とドレメル等の電動工具でお手入れがてら磨いていましたがそれでも限界です。
小キズ程度なら消す事ができましたが、さすがに誤魔化せない傷が多数になってきました。
もちろん天板新調も検討しましたが出てしまった粗大をゴミを捨てるのも億劫です。
お金もかかりますからね(本音)
そんな傷だらけの天板を救う救世主となりえるのがリメイクシートではないかと考えたのです...!
しかも、ちょうど裏では壊れたPCを再起している期間でした。
パーツが届くまでの手持ち無沙汰な時間を有効活用したいという理由もありました。
↓PC新調の記事はこちら
いろんな出来事が重なって、ちょうど良い時期だったと言えましょう。
DIYの定番、リメイクシート
DIY推しの昨今のテレビ番組を見ていれば一度は目にしたことがあるでしょう。
手軽に張り替えられる壁紙として使用される事が多いリメイクシートですが、デスクやテーブルに貼っている例は少ないような気がします。
案外ピンキリな商品で、百均の安価なものから、特殊印刷が施されたような高価なものまである代物です。
試しに円形テーブルに貼ってみる
今回シートを貼るにあたり、用意したものは以下の通りです。
- 対象のデスク・テーブル
- リメイクシート
- 無水エタノール・タオル(必要に応じて)
- ハサミ
- ドライヤー
- 滑りの良いタオル(スキージー)
一番最後のスキージーはこんな道具です。
よく壁紙を貼る時に職人さんが手にしているものですが、シートの気泡を抜きながら貼るための道具です。
無くても貼れないことはありませんが、やはりあった方が綺麗に貼れます。
私は滑りの良いタオルで代用しましたが途中で気泡が入ってしまったりと正直かなり大変でした。
さっそく貼っていきましょう!
まずは直径40cmの小さい円形テーブルから施行していきます。
大型のガラスデスクを前に、コツを掴むにもちょうど良いでしょう。
まずは無水エタノールで天板を拭いていきます。
この工程は天板の掃除がてら脱脂の為です。
シートをピッタリ貼るためにも必要ない脂分は落としておきます。
改めて見てもすごい傷ですね。
ちょうどサイズが合ったので、百均のセリアで購入したリメイクシートを使用します。
サイズは45cm×90cmと失敗しても再チャレンジできるサイズです。
元は木製の天板でしたので木目調を選びました。
こうして模様を見ると木目が規則的すぎてリアリティがありませんが、百均クオリティなので良しとしましょう。
テーブルからはみ出るくらいの大きさにカットし、少しずつ貼っていきます。
仕上がりに大きく影響するので気泡も入らないように留意します。
一気に接着面を剥がしてしまうとゴミが付いたりヨレたりするので、少しずつ剥がしては天板にしっかり貼り付けて..と繰り返していく事をおすすめします。
余談ですがこのリメイクシートなかなか良いですね。
接着面がシールのようなベタベタではないので、失敗して少しだけ剥がしてもまた貼り付ける事が可能です。
天板の上部分に貼り付けられたら、テーブルのフチにピッタリと合わせていく作業です。
円形のフチに合わせてドライヤーの熱を当てていきます。
工業用ドライヤーでは熱すぎてシートが溶ける事もあります(経験談)
家庭用の髪を乾かすドライヤーで十分のようです。
熱によってシートが伸びて、次第に円形に適合するように変形していきます。
熱を加えシートを引っ張りながら、天板裏側に貼り付けていきます。
シートが長過ぎる部分はハサミで切っていきましょう。
裏側は汚くても気にしてはいけない。
貼り付けられたら完成です。
ふーむ。
なかなか良いのではないでしょうか...!
傷は綺麗に隠れています。
深すぎる傷の部分はわずかに凹凸を感じなくもないですが、言われなければ気がつかないレベルです。
ライティングの影響か天板が明るすぎて浮いているような気がしますが、実物の色味は落ち着いています。
なんちゃって木目調ですが物撮りで非常に映えます。
こうして見てみると天板も比較的暗めの色ですよね。
周囲の家具に違和感なく馴染めています。
L字デスクにも貼っていく
円形テーブルでコツを掴んだので大きいガラスデスクにも貼り付けていきます。
天板部分は、60cm×100cmが2枚、20×100cmが1枚、60cm×60cmが1枚。
先程の直径40cmの円形テーブルが霞むくらいにデカイサイズです。
後日談ですが、ここまで大きいサイズになってくると一人の作業が非常に大変なので、家族や友人を巻き込んで作業する事をおすすめします(笑)
私はもう一人ではやりたくありません。本当に。
用意するものはさきほどと変わりありません。
- 対象のデスク・テーブル
- リメイクシート
- 無水エタノール・タオル(必要に応じて)
- ハサミ
- ドライヤー
- 滑りの良いタオル(スキージー)
普段はこちらのL字デスクで作業している事が多いので、シートはちょっと良いものを購入してみました。
トムタスクの天然大理石風リメイクシートです。
私はライトグレー02という色味を選択しました。
サイズは驚異の61cm×500cmと非常に大型です。
カットしながら使用していきます。
さっそく貼っていきましょう!
手順はさきほどとまったく変わりません。
無水エタノールで脱脂して、上からシートを貼っていく。
曲面や端部分はドライヤーを当てて変形させながら裏側へ貼っていきます。
やはり百均とは違いシートの強度はしっかりしているイメージです。
ただ強いて言うならシートの表面に印刷跡と言いますか、スレている部分が数箇所ありました。
そこそこ高価なのでそこらへんはしっかりして欲しいところです。
大ざっぱな性格の私なので許せますが、細かい方は結構気になるのかも...。
貼れました!
こうして遠目に見るとパッと見ではシートを貼っただけには見えませんね。
60×100cmの天板に横幅61cmのシートをズレなく貼るのは本当に大変でした...。
貼り始めで少しでもズレると100cm先では大きくずれています。
シートを貼った天板を元に戻せば、疲労も忘れる満足感を得ることができます。
なんだか高級感すら感じますね。
まがい物の大理石天板の完成です!
こちらが全体像。
我ながら素晴らしい出来です。
裏ではPC新調も終わったのでちょうど良い頃合いでした。
シートが分厚いので傷や汚れにも強く、掃除の時にゴシゴシこすっても問題ありません。
かつての天板の傷は嘘のようです。
シートに隠れているだけとはいえ綺麗なデスクで作業できるのはモチベーションが上がりますね。
リメイクシートビフォーアフター
シートの張替え前後を比較してみましょう。
まずは円形のテーブルから。
こちらがビフォー。
そしてこちらがアフター。
続いてL字デスクのビフォー。
そしてアフター。
いやー素晴らしい!
我ながら満足の出来です。
私のTwitterであえて何も言わずにツイートしてみましたが、やはりシートを貼っているだけには見えなかったようです(笑)
今回は「傷隠し」という目的でシートを貼り付けてみましたが、お金をかけずに作業スペースを変えて気分転換したいという方にもオススメできます。
なんちゃって木目調、なんちゃって大理石の上では被写体が映えます。
ちょっとした撮影スペースとしても良さそうですね。
傷隠しはもちろん気分転換にも良さそう
今回は天板の傷を隠すべくリメイクシートを貼ってみました。
傷隠しはもちろん、先述の通りちょっとした環境の変化など気分転換として楽しむにも十分良いものかなと思います。
強いて言うなら大きいサイズに貼るのが大変という事だけでしょうか。
小さい天板であれば特に難しい事もなく貼れます。
耐久性の面もなかなか良さそうです。
シートを貼ってから1ヶ月半ほど経過しますが、フチが剥げる事もなく破ける事もなく使えています。
毎日使っているデスクなので細かな傷がついていくのは仕方ないものです。
「傷が目立ってきたけど天板は変えたくない」「ちょっと気分転換したいけど天板を変えるのが面倒...。」という方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。