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年末こそ財布の大掃除とケアをやっていきたい。
いよいよ大晦日。
今日こそ大掃除をしようと意気込んでいる方も多くいらっしゃると思います。
その掃除ついでに忘れてはいけないのが財布。
カード類や硬貨など出し入れが多くあるため、想像以上にホコリや汚れが溜まっています。
この機会に普段から愛用している財布も大掃除をしてあげてはいかがでしょうか。
八百万神は見ているか
- 12月に財布を買い替えるのは「締め財布」といってお金が出ていかなくなる。
- 財布はお金にとっての家なので綺麗にすべきである。
- 汚い財布や破れた財布からはお金が逃げていく。
- 財布を磨けば金運が上がる。
財布やお金に関係する名言・迷言(?)は探せば探すほどに出てきます。
日本では古来から神羅万象に神が関与するという神概念があるので、こんな文言フィーバーになっているのでしょうか。
そもそも運や神の関与を数値化して評価する方法なんて現状ありませんので、定量的評価が出来ないのは当たり前の事です。
財布を磨いた所で金運がどうなるかなんて、個人がスピリチュアルをいかに信じるかにもよりそうな部分ではあります。
かたや、破れた財布を自ら縫って使用している私はどの運や神が適用されるのでしょうか。
その筋に詳しい方でも回答に詰まるかもしれません。
(縫った時の記事はこちら↓)
捨てる神あれば拾う神あり。
八百万神(やおよろずのかみ)という言葉もありますし、日本の神概念なら神Aから「汚い財布!」と見放されても神B・Cは「物持ちがいいね!」と評価してくれる事でしょう(笑)
準備するもの
今回は以下のものを用意してみました。
- ブラシ
- コロニル - シュプリームクリーム
- M.モゥブレイ - ステインリムーバー
- サフィール - 補修クリーム(ネイビー)
- 布
ブラシは百均でも買えますが、財布を傷つけたくない方は馬毛やヤギ毛のようや柔らかいブラシを使うのが良いかもしれません。
サフィールクリームは必要なくても問題ありません。
補色をしたい場合にはご自分の革色と一緒のものをお選びください。
布はなんでも結構です。
私はワイプオールを使用しました。
ケアをしていく
さっそくケアをしていきましょう。
まずは財布から紙幣・硬貨やカード類をすべて出し、ブラシでホコリを払っていきます。
もちろん中のブラッシングしていきましょう。
革の折れ目には知らず知らずのうちにホコリが溜まっているんですよね。
お次はステインリムーバーの出番です。
当ブログでは革靴のケアの際に皆勤賞で出ているリムーバーですが、もちろん財布にも使用できます。
財布の古い油や汚れを取ると同時に、ブラシの毛が届かなかった部分までホコリを取る事ができます。
成分が沈殿しているので良く振って布に少量つけます。
これで拭いていきましょう。
水分量が多いので革部分が一瞬シミになったのかと焦りますが大丈夫です。
あっという間に乾いて元通りになります。
リムーバーが乾いたらシュプリームクリームで油分を補給していきます。
このクリームが大変優秀なのです...!
革財布のケアといったら間違いなくコレが上がるくらいに有名なクリームです。
ほとんどの革種で使用できるうえ、革の栄養分と光沢感を付与できます。
油分も多いので水耐性も上がるのが嬉しいところ。
こちらも布で少量ずつ取って革に伸ばしていきます。
みるみる革がふっくらしていきます。
塗り始めは光沢がなくなりますが後ほど復活しますので問題ありません。
財布表面にはサフィール補修クリームも使用していきます。
革色に合わせてネイビーを選択。
傷やスレによる退色を誤魔化す、いわゆる補色効果が期待できます。
このクリームだけでは伸びが非常に悪く、さいあく色ムラになってしまので私はシュプリームクリームと混ぜながら使用しています。
塗り終わったらクリームが乾燥するまで待ちます。
あらかた乾いたら布で乾拭きをして不要なクリームを除去します。
クリームを拭き取らないとホコリが付きやすくなってしまうので重要な工程です。
できた!
さきほどよりも1段光沢感が増したのではないでしょうか。
あとは硬貨・紙幣、カード類を戻したら完了です。
お疲れ様でした。
磨いたあとはこんなにも光ります。
まるでコードバンのような濡れ具合!
革製品を磨いていて一番楽しい瞬間ですね(笑)
あとがき
年末の大掃除ついでに「お金の家」である財布の掃除を行いました。
住居も財布も綺麗になって気持ちよく新年が迎えられそうです。
財布を磨くのは年末に限った話ではなく、新年に入ってからでも遅くはないと思います。
ぜひ愛用の財布を磨いてあげてはいかがでしょうか。
財布を磨いたので金運アップ!
果たして私の財布でもしっかり効果が適応されるでしょうか(笑)
来年のさらなる爆益を願って今年最後の記事を終えたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
皆様良いお年をお迎えください。